大ブレイクの第二次エナジードリンクで死亡事故?!

エナジードリンクの副作用、危険性の例として、レッドブルを飲んだことが原因とされる死亡例、およびモンスターエナジーの危険性などについて説明します。

レッドブルが原因と考えられる死亡例

レッドブルを飲んで死亡したという例が、世界中から発信されています。厳密に言えば、レッドブル自体が直接の原因だったとのではなく、レッドブルに含まれるカフェインの過剰摂取が死因の引き金になった、ということです。

イギリス40歳男性の死亡例

イギリス・オックスフォード市において、仕事を終えたスーパー店員の男性(40歳)が、レッドブルを4本飲んだ後に死亡。検死の結果、カフェインの過剰摂取による心臓発作が原因と推定されました。

もともと男性は心臓に持病を持っていたと伝えられていますが(心臓肥大)、そもそも、心臓すなわち循環器系持病を持つ人は決して少なくありません。日本人に多い高血圧も、医学的には慢性心不全のひとつです。他人事とは言えません。

アイルランド18歳男性の死亡例

アイルランドで18歳の男性が、バスケットボールの試合中に死亡。彼は試合の合間、4本のレッドブルを飲んでいたことが分かっており、死因との因果関係が調査されています。

スウェーデンで3名の死亡例

スウェーデンで、アルコールのレッドブル割りを飲んだ2名が、のちに死亡。また、ハードワークを終えた後にレッドブルを飲んだ1名が死亡。

これら3名の死亡の原因について、レッドブルとの因果関係を視野にスウェーデン政府が調査中です。なお、調査結果の発表を待たずしてスウェーデン政府は、レッドブルとアルコールを混ぜて飲まないように、との警告を発しました。

イギリス、アイルランド、スウェーデン、いずれの死亡例も、レッドブルに含まれるカフェインの副作用が原因と考えられています。

こうした背景によって、レッドブルは、たとえばマレーシアでは販売禁止となっています。フランス、ノルウェー、デンマークでは、薬局以外では手に入らない飲料となっています。ギリシャでは、ハードワークの後に飲なまいよう国民に注意を促しています。

モンスターエナジーが原因と考えられる死亡例

モンスターエナジーを飲んで死亡したとされる事故も報告されています。

アメリカ14歳少女の死亡例

2011年12月、アメリカで14歳の少女が720ml入りのモンスターエナジーを短時間で2本飲み、その後死亡するという事故が報告されました。検死の結果は「カフェインの過剰摂取による不整脈」と結論付けられました。

アメリカで5名の死亡例

2012年10月、モンスターエナジー飲んだことが引き金と推定される死亡事故が5件報告されました。また、死亡には至っていませんが、心臓発作の報告も1名。アメリカFDA(食品医薬品局)は、モンスターエナジーとの因果関係について調査に乗り出しています。

悲しい事故からわたしたちが学ぶべきこと

誤解していただきたくないのは、これらのような悲しい事故があったからと言って、決してレッドブルやモンスターエナジーが、即「命に危険な飲み物」というわけではないということ。いずれの事故も、心臓病やアルコール割り、極度の疲労など、背景にはなんらかの原因があり、なおかつ短時間で大量に摂取しています。通常とは異なる飲み方だった、ということです。

しかしながら、カフェインは現在、日本を含めた世界中で医薬品として利用されている成分であることも忘れてはなりません。医薬品には、効能とあわせて副作用があります。(参照:カフェインの効果と副作用

いかなる医薬品でも、大人と子供における摂取量の上限は異なります。また、医薬品を処方される際には、既往症や、現在飲んでいる薬などがかならず確認されます。さらに、アルコールと同時摂取しないようにとの注意書きも、多くの医薬品に見られます。

近年、エナジードリンクの中には、健康に配慮したものが発売されるようになりました。体内に蓄積しやすい化学無水カフェインではなく、体内で分解されやすく効能も高い有機カフェイン「天然ガラナエキスに置き換えるなど、悲しい事故の反省を踏まえた大きな動きが始まっています。

≫エナジー補給に加え”健康・安全”を取り入れたサードウェーブ系エナジードリンクとは?≪

さまざまな個人の背景に鑑みたとき、場合によっては、カフェインの致死量のハードルが急激に低くなるケースも考えられます。

カフェイン入りのエナジードリンクは、ご自身個別の背景によく照らしたうえで飲むように注意したいところです。

pagetop