副作用・危険性

ここでは、エナジードリンクや栄養ドリンクがもたらす可能性のある副作用について、そのメカニズムを解説します。

副作用が強いとされる化学無水カフェインと高麗人参について取り上げます。

化学無水カフェインが副作用をもたらすメカニズム

かつてエナジードリンクは、カフェインなしでは語れませんでした。さまざまな配合成分をうたってはいたものの、結局はカフェインの効果に頼るところが大半だったからです。

現在、エナジードリンクや栄養ドリンクに配合される化学無水カフェインの副作用が問題視されています。海外では死亡例も報告されています。化学無水カフェインには様々な作用が確認されていますが、それらの作用は、ある面では健康の一助ともなりますが、行き過ぎると重篤な副作用として現れることもあります。

具体的な症状は?

たとえば、心臓発作。化学無水カフェインは中枢神経から心臓に働きかけ、ポンプ機能を高めます。これが健康効果として働く場合もありますが、もともと心臓の弱い人、血圧の高い人、府製薬などを持つ人にとっては、体の負担になります。最悪の場合は、心臓発作にいたる危険性すらあります。

化学無水カフェインの作用で貧血になる人もいます。化学無水カフェインには鉄分の吸収を妨げる作用があるからです。鉄分不足を原因とした貧血症の方が女性に多いようですが、化学無水カフェインの摂りすぎには注意しなければなりません。

胃が荒れる人もいます。化学無水カフェインには胃液の分泌を促進する働きがあります。胃液が過剰に分泌されると、その消化作用でみずからの胃壁を壊してしまいます。胃潰瘍と言います。

有名な副作用に、胎児の発達障害があります。化学無水カフェインには、血流を抑える作用があります。お腹の中の赤ちゃんは、自分の口から栄養を摂取することもできなければ、自分の鼻から呼吸することもできません。栄養も酸素も、すべて母体を経由して運ばれます。その母体の血行がカフェインの影響で不良となった場合、赤ちゃんへ必要な酸素・栄養素が運ばれず、発達障害、最悪の場合は流産を導きます。

副作用の心配が少ない有機カフェインがおすすめ

このように記載するとカフェインは非常に恐ろしいもののように思われますが、用量・用法をきちんと守れば、非常に良い効能のある成分でもあります。副作用が心配な方は、化学無水カフェインより副作用の恐れが極めて少ない有機カフェイン「ガラナ」が主成分のエナジードリンクをおすすめします。

高麗人参が副作用をもたらすメカニズム

多くのエナジードリンクに、高麗人参エキスが含まれています。漢方の代表的な生薬ですが、効果が高い反面、副作用も高いことで知られます。

高麗人参を口にすると、体がポカポカして、顔がほてってくる感じがするでしょう。これは、成分の作用によって、全身の血液のめぐりが良くなるためです。血液のめぐりが良くなる理由は、心臓のポンプが活性化するから。そう、高麗人参は、心臓のポンプ機能を高める働きを持つのです。

心臓のポンプ機能が上がることで健康を取り戻す人もいるでしょう。

しかし、この作用は、言い換えれば、血圧が上がるということ。そうなっては具合の悪い人が多く居ますので、高麗人参を含むエナジードリンクを摂取する際には細心の注意が必要です。

血圧上昇によって、まず軽症段階では動悸、めまい、のぼせ、不眠が起こる可能性があります。これが重症段階になると、心臓発作や脳卒中などの血管系障害を引き起こすことも考えられるでしょう。

循環器系に普段から問題を抱える人は、安易に高麗人参エキスを口にしてはいけません。かならず事前に医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

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